耐震性が向上し安心を手に入れ家族が集う場として生まれ変わった

リフォームをしようとしたきっかけ

S様(ご主人)
以前の家が築50年経っていて、どこかで新築なりリフォームなりをしなくてはないと思っていました。やっぱり地震も怖いですし、50年前と今とでは違うので耐震のことも考えていました。子どもたちもある程度大きくなったので、「そろそろリフォームのタイミングかな?」と思ったのが、今から5年前ですね。

施工中に東日本大震災が発生

S様(ご長男)
本来ならば想定していない事態なのでしょうけど、下の基礎が取れた状態で2階に住みながらのリフォームは耐震性に不安が出てきました。
S様(ご主人)
施工統括者が「ここでの住みながらは、ちょっと危ないかも知れない」と判断していただいたのが、震災の1週間前なんですよね。それから素早く「アパートを手配しましたから、とりあえずそちらにお引っ越しください」とセールスエンジニア(担当)[以下:担当]がお世話をしてくださいました。
S様(ご長男)
震災の後も、すぐに代わりの部屋を担当が手配してくださったんです。大変な時期だったと思うんですが、とても迅速な対応でした。
S様(奥様)
そうですね。震災の関係で建材の手配も困難ということもあり、工事も予定より遅れていたと思うんですよ。あとは計画停電もありましたので、施工統括者もとてもやりづらい工事だったと思います。私たちの生活も大変でした。水廻りを取り替えるためにシンクを外に出してしまっていて、水も使えないという状況でした。それは大変だという施工統括者の計らいで、リフォームとは関係ないことでしたが、外で洗い物が出来るようにシンクをきれいに直してくださったんです。仕事が終わった後でしたが、私たちの生活を気遣ってくださいました。

リフォームの価値

S様(ご長男)
よく言われることですが、家族の会話は増えたような気はしますね。私もそれなりの年齢になりましたし、妹も仕事をする年齢になって、普通であれば家族それぞれの生活があって、個人的な生活をするんだと思うんです。それでも、こうやって新しい家になって、ここがリビングで、ここでみんなで食事をして、という暮らしになりました。祖父もいますし、自然とリビングに集まってきて食事をするんですよね。夕ご飯なり、朝ご飯なり、昼ご飯なり。休日は誰かしらいるっていうような場があって、妹もたまに帰ってくることもありますし、そういう家族が集う場ができたことが大きいかも知れないですね。
S様(ご主人)
家族のコミュニケーションの場としてね。今までは古い家でリビングもありませんでしたので。
S様(ご長男)
そう。物理的に家が狭いから、ちょっと食事したらみんなそれぞれの部屋に行かざるを得なかったり、ゆっくりできるスペースってなかったんですよね。
S様(奥様)
寒かったしね。
S様(ご主人)
こうやって、みんなで過ごせる場があれば、家族のコミュニケーションが深まるのかなと思います。そして、自分もここでずっと生活していくんだろうなと、なんとなく将来像というか、未来みたいなのが見えてくるような家になりましたね。
S様(奥様)
建てて終わりじゃないんですよね。建てるのはスタートラインで、そこから住まいのスタートなんです。
S様(ご長男)
長く大切に使う、というのは大事なのかな。
S様(ご主人)
そうだね。50年前の思い出も残しつつね。
S様(ご長男)
また新しい、これから先の50年があるわけですからね。