和室ばかりの使いにくい間取りの古民家に住まわれていたN様。リビングは暗い北側に位置し、家族が集まる食事の時間も「ただ黙々とご飯を食べるだけ」という雰囲気だったそう。「家族が集まる機会を増やしたい」との想いから古民家再生見学会に参加されました。古民家ががらりと生まれ変わる可能性があることに大変驚かれたようで、再生を決心されました。
今回いちばん大切にしたのは、家族の集まる広くて明るいリビングを設けること。そのため、もともと8LDKだった間取りを5LDKへと変更し、大きなリビングスペースを設けました。奥様も「台所が開放的になり料理がしやすくなった」と大満足。さらに今回のプランでは「祖父が良質な国産材をふんだんに使用して建てた家を、後世に残したい」というN様の想いを大切に考え、骨組みをほとんどいじらず再生しました。リビングで団欒を楽しみ、個室ではプライベートを満喫する。そんな明るい暮らしが、生まれ変わった古民家で誕生しました。