リフォームの種類で目にする「増築」と「改築」。両者を合わせて「増改築」と呼ばれるみたいだけど、いったい何が違って、何ができるの? 似たような言葉だけど、「改築」と「改装」は違うの? 今回はそんな増改築のアレコレについて学んでいきます。
今ある建物を壊すことなく、平屋を2階建てにしたり、敷地内に新たな建物をつくったりして、同じ敷地内で建物の“床面積を増やす”行為が「増築」です。逆に床面積が減少する場合は「減築」と定義されます。
増築はリフォームの一種なので、建て替えよりもスピーディで、コストの負担が少ないという特徴がありますが、建物の状態によっては修繕や補強費用の負担が発生することもあるため、注意が必要です。
増築・減築のように床面積を変えずに、間取りの変更など、構造部分に工事範囲が及ぶもののことを「改築」と呼びます。言葉が似ているので「改装」と混同してしまいがちですが、改築は家の構造部分の一部あるいは、すべてをいったん壊して新しいものに修理すること。改装は、壁紙の張り替えなどによって模様替えをすることを指すのが一般的です。
増改築の特徴 | |
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メリット | ●建て替えよりもコスト面でお得 ●居住したままの工事も可能 ●床面積の増加が10㎡以内の増改築なら確認申請が不要 ●課題をピンポイントで解決できる |
デメリット | ●増築部分と既存部分で、耐久性や一体感が異なる(接合部に狂いが発生することがある) ●建物の状態によって、制約や追加工事が必要になる ●床面積の増加が10㎡以上の増改築を行う場合、建築確認申請が必要になり、手続きに時間がかかる |
コスト | 300〜2,000万円程度 ※工事内容によって異なる |
増改築を行う際には、どのようなことに気をつければよいのでしょうか? 事前準備や費用のことなどなど。以下にチェックポイントをまとめました。
最後に住友不動産リフォームの増改築事例をご紹介。イメージをできるだけ具体化して、ご自身の増改築の参考にしてみてください!