知っておきたい!リフォームに関する費用のイロハ
~ 5.リフォームの見積徹底攻略ガイド ~

リフォームの見積り徹底ガイド

リフォームを考えたときに最初に踏むステップが、業者への「見積依頼」。
専門的で普段見慣れないフレーズがたくさんあるので、予備知識がないままだと、かなり戸惑ってしまうはずです。
「見積りをとるときの注意点は?」「見積りはどこを見ればいいの?」。
そんな疑問や不安を解消するためのポイントをご紹介します。

見積りは準備と
見極めが重要。
以下の3ステップを
踏んで攻略しよう!

  • 3step

STEP1 見積りをとる前に徹底的に情報収集をしよう!

  • 見積りをとる前に徹底的に情報収集をしよう!
POINT1リフォームの基本を知る
まずは工事の特性や流れ、各事業者のサービスなど、リフォームの基本となる情報をできる限り収集しましょう。より詳細な情報を獲得するために、各事業者のホームページを見たり、資料請求をするのもおすすめです。
POINT2プランニングをまとめる
ひとまず予算は考えず、「どのようにリフォームしたいのか」を具体化していきましょう。家族構成やライフスタイル、現在の生活における不満などをひとつずつ考え、家族と話し合いをしていけば、具体的なイメージがわきやすくなります。
POINT3リフォームに使える予算を把握する
家族と相談しながら、リフォームにどれくらいの予算を割くことができるのかを明確にしましょう。(1)で得た情報を参考に予算組みを考えれば、(2)でまとめたイメージがより現実的なものとなっていきます。

STEP2 見積りをとるときの
ポイントは「相見積り」

  • 見積りをとるときのポイントは「相見積り」
POINT相見積りで相場感を確認する
予算とリフォームのイメージが固まったら、事業者に見積り書を依頼する作業に移ります。依頼主の希望を受けて、見積り書が作成されますが、見積り書をとる際は、相見積りをとると◎。複数社から見積りを取ることで、妥当な費用や、各種材料費や工賃の相場などが見えてきます。

STEP3 見積りを見極めるためには“正当さ”のジャッジが必要

  • 見積りを見極めるためには“正当さ”のジャッジが必要
POINT1見積り書だけで判断しない
条件や・希望を伝えている手前、ついつい総額だけで検討してしまいがちですが、しっかりと内容を精査しなければ、思わぬ落とし穴にハマってしまうことも…。工事期間、単価、数量、値引額など、どうしてその費用なのか、今一度考えてみる必要があります。書面だけで内容判断せずに、疑問点や要望は、担当者に問い合わせるようにしましょう。
POINT2工程や材料の違いを理解する
材料費、施工費(手間)、材公共価格、諸経費(現場管理費、一般管理費)etc. 見積書には見慣れない項目が並んでいると思います。相見積りをとった場合は、事業者によって記載の名目もさまざまで、戸惑ってしまうかもしれませんが、不明点は都度確認するようにすれば、問題ありません。また、特に注意してみておきたいのが、材料費や手間賃の部分。材料費は、どのようなモノをつかっているかで価格も大きく変動してくるので、その材料が適正なものであるかも合わせて確認するようにするとよいでしょう。また同じ材料を使っていても事業者によって価格が違うこともあるので、単価感は改めて確認するのがおすすめです。
POINT3追加費用がかかるか、かからないか
近年は、大手業者を中心に定額でマルッとリフォームができる「定価制システム」が主流になりつつあります。しかし、定価制を謳っていても、予定外の工事が発生してしまったり、規定外のオプションをつけてしまうと、見積り以上の費用がかかってしまうので注意が必要です。何をすれば、追加費用がかかるかは、着工前に担当者へ確認して、クリアにしておくとトラブルを避けることができます。

住友不動産の見積りは
「リフォーム診断」から!

住友不動産では、リフォーム時の見積りを作成する前に、数名の専門スタッフがご自宅に伺い「リフォーム診断」を行っています。診断項目は、国土交通省の「既存住宅インスペクションガイドライン」と、日本建築防災協会の「木造住宅の耐震診断と補強方法」に準拠したものなので安心。経験豊かなスタッフが、確かな診断を下し、お客様のリフォームのサポートをしています。

(1)屋根調査
屋根の割れ・欠け・めくれ・錆などの点検に加え、樋(支持金物)の破損、軒裏の水浸み痕なども診断します。

【主な診断】
形状や仕上げの劣化状況を確認して、葺き替え時期を検討
※屋根調査を行えない場合もあります。
屋根調査
(2)室内調査
レーザー水平機を使い、家の傾きの有無をチェックします。また、図面を元に壁や開口部の位置などを確認。図面がない場合は採寸して行います。合わせて雨漏れや劣化状態についてもチェックします。

【主な診断】
傾きの確認・間取り採寸・建物や水廻り設備等の劣化状態の確認
室内調査
(3)外壁・バルコニー調査
外壁材の割れ・欠け・めくれ・錆、塗装状態、シーリング割れ、バルコニーの防水・排水などを診断します。

【主な診断】
外壁の仕上げ確認、クラックや剥離、凍害状況、バルコニーの雨漏れ
外壁・バルコニー調査
(4)基礎・床下調査
床下に潜って、床を支える構造部の状況やシロアリ被害の有無の調査、木材の含水率を調査します。

【主な診断】
コンクリートの強度・ひび割れ、中性化度診断、床下の湿度やシロアリ調査
基礎・床下調査

知っておきたい!
リフォームに関する
費用のイロハ